骨粗鬆症とは? お身体の不調は 枚方 Bronbody鍼灸整骨院にお任せください
2021/02/19
骨粗鬆症は骨がもろくなる病気で、わずかな衝撃でも骨折しやすくなります。原因の多くは、加齢と生活習慣です。
骨がスカスカになってしまう
ご存じのように、骨粗鬆症は骨がスカスカの状態になって、もろくなる病気です。その結果、わずかな衝撃でも骨折をしやすくなります。
直接的に生命を脅かすことはないものの、骨粗鬆症が原因で骨折してしまい、要介護状態になってしまう方が数多くおられます。
要介護になる原因で多いのは、65歳から75歳までの前期高齢者では脳卒中ですが、90歳以上になると転倒・骨折が多くなります。それほど、健康を保つためには気をつけたい病気です。
定期的な検診で予防を
下記のいずれかに該当する場合、骨粗鬆症と診断されます。
①外からの力なしに、背骨または太ももの付け根の骨が折れた
②骨の中にカルシウムなどがどれだけ詰まっているかを示す骨密度が、成人(20~44歳)の平均値の8割以下になっていて骨折をした
③骨密度が成人の平均値の7割以下である
骨折するまで自覚症状がないことが多いのも、骨粗鬆症の特徴です。
体の重みだけで圧迫骨折を起こし、背中が丸くなったり、身長が縮んだりすることがありますが、少しずつ進行し痛みがないこともあるため、気づかない間に進行していることが多いのです。
気になった時は専門医に相談し、定期的に骨密度を測定しましょう。
骨粗鬆症の原因は
骨粗鬆症の原因の多くは、加齢と生活習慣です。
これらを(原発性骨粗鬆症)と呼びます。女性では65歳を超えるとおよそ2人に1人は骨粗鬆症になるといわれています。
男性でも80歳を超えると、やはり半分の人がなります。
その他、ほかの病気や服用している薬が原因の場合もあり、これらを(続発性骨粗鬆症)といいます。
続発性の元となるのは、副甲状腺機能亢進症、関節リウマチ、動脈硬化、慢性腎臓病、糖尿病などがあります。
薬ではステロイド薬の長期服用が代表的です。
骨粗鬆症の予防
骨粗鬆症の発病には、加齢や閉経以外にも食事や運動の習慣などが深く関わっています。
そのため骨の生活習慣病とも呼ばれ、食事療法や運動療法も骨粗鬆症の予防に欠かせません。
①食事
栄養とカロリーのバランスが取れた食事を規則正しく摂取することが重要です。
加えて、骨の材料となるカルシウム、骨代謝を盛んにするビタミンD、骨の形成を促すビタミンKの摂取が効果的です。
カルシウムとビタミンDを同時に摂ると、カルシウムの吸収率がよくなります。
(カルシウム)
乳製品、いわし、さば、めざし、小松菜、チンゲン菜
(ビタミンD)
うなぎ、さんま、カレイ、椎茸、きくらげ
(ビタミンK)
納豆、キャベツ、ほうれん草、ブロッコリー
②運動
運動不足は骨密度を低下させます。
骨にカルシウムを蓄えるために大切なのは(体重をかける)ことです。
日常生活に、階段の上り下りや散歩など活動量が多くなる行動を増やしましょう。
③日光浴
人は皮膚でビタミンDを作ることができますが、そのためには紫外線に当たることが必要です。
外出が少ない方は、外に出て陽にあたる努力をしましょう。
直射日光でなくてもよいので、できるだけ外の空気に触れたいものです。
※骨粗鬆症の最も重大な合併症は骨折です。
特に大腿骨の近くを骨折すると、歩行が困難になり、要介護状態になる人もいます。
そのため骨粗鬆症の予防とともに、転倒防止の工夫も心がけてください。